テーマは「ポジティブマインドのつくり方」。
モデルとして活躍中の2人が語る、前向きな心をつくるための方法についてまとめてみました。
ネガティブな気持ちを原動力に変える
森星（もりひかり）さんはモデルを始めた頃、この仕事をお小遣い稼ぎ程度のものとしか考えておらず、食事節制なども一切していなかったそうです。
しかしクリエイティブな現場や人から刺激を受けているうちに、だんだんと意識が高まっていくようになったといいます。
その後はモデルという仕事を甘く見ていた自分を、恥ずかしく思うようにもなったと語っていました。
最近ではモデル業の他に「tefutefu」というプロジェクトを通して日本の文化や工芸に触れたり、職人さんに出会ったりする機会が多くなったという森星さん。
その中では職人さんの感度の高さに圧倒され、悔しい思いを抱くこともあったようです。
また森星さんはこの対談で「周りからはお気楽なイメージを持たれがちだけれど、心の奥底には人一倍、負けん気の強さがある」ともいっています。
このような、イメージからは想像つかない勝気な性格が、モデルとしての意識をさらに高めていったのでしょう。
一方、17歳という若さで瞬く間に世界的モデルとなった冨永愛（とみながあい）さん。
世間では彼女の成功した面だけに目を向けられがちですが、その裏では多くの失敗や差別的扱いなど、辛い思いをした経験が沢山あるそうです。
冨永愛さんはこの対談で「失敗から学ぶことは、成功からの学びの10倍はあった」ともいっています。
彼女が世界で成功を収めるまでには失敗を失敗のままで終わらせずに、そこから学んで成長しようとする前向きな強い気持ちがあったのでしょう。
POINT
コンプレックスと上手く向き合う
あの有名ファッションデザイナー森英恵さんを祖母に持つ森星さん。
彼女は父母や兄弟にも、ファッション界・芸能界で活躍する面々が揃っていることで知られていますね。
そういう大きなバックグラウンドを持つ彼女は「いちモデル」となった時に、自分のアイデンティティをうまく確立できずに悩んでいたらしいのです。
しかし森星さんは仕事を続けるうちに、コンプレックス＝自分の個性として発想を転換できるように。
それからは家族に対する感謝の気持ちさえも芽生えるようになったといっています。
一方で、学生時代から背が高いことがコンプレックスだったと語る冨永愛さん。
世界的トップモデルとして活躍する今でさえ、背が小さい女性に憧れる時があるのだそうです。
冨永愛さんは今までの経験を振り返りながらこのように語っています。
「コンプレックスは消せないけど、小さくすることはできる。コンプレックスを消すために努力するより、他の部分で自信を積み重ねるのが大切。そうすると次第にコンプレックスが気にならなくなる」
POINT
しかし森星さんと冨永愛さんのように上手く発想を転換させていけば、嫌な部分や劣っていると感じている部分を｢自分だけにしかない個性｣として捉えられるようになるでしょう。
自分の好きなことや直感を大切にする
森星さんと冨永愛さんが口を揃えていうのは、モデルという仕事が心から好きということ。
対談の中で「この仕事が本当に好きだから、辛かった経験もよかったと思える」と語る森星さん。
片や冨永愛さんも「モデルの仕事が好きだから、モチベーションを保っていられる」といっています。
POINT
しかし森星さんと冨永愛さんは、自分が本当に好きな仕事なら、それすらも乗り越えていけるのだと伝えているのです。
また森星さんと冨永愛さんに共通していえるのは、周りからどう思われるかより、自分の考えや直感を大切にするというところ。
可愛らしいイメージを持たれていた森星さんは、そのイメージから抜け出すためにバッサリと髪を短く切ったのがきっかけとなって、新たな自分に出会えたといいます。
冨永愛さんはというと、出産や休業など数々の転機を迎える中で、常に自分自身の心や感性で見極めながら決断し、道を切り開いてきたそうです。
POINT
チャレンジ精神を持って着実に進んでいく
モデルの在り方に大きな変化が見られる昨今。
森星さんもモデル業の傍らで、SDGs・循環に焦点を当てながら日本の文化・産物を世界に発信する「tefutefu」というプロジェクトに取り組んでいます。
森星さんはこの活動をする中で、今までとは違った観点から自然やものを見る目を養えるようになったといいます。
それがモデルとしての表現力にも影響し、パワーの源にもなっているそうです。
森星さんは今後も「tefutefu」の活動を続けながら、モデルとして着実に成長していきたいと語っています。
一方、冨永愛さんの近年での最も大きなチャレンジは、やはり10年ぶりのパリコレ復帰だったようです。
コロナウイルスまん延により続けられなくなってしまったものの、このチャレンジで多くの学びがあったと彼女は語っています。
何かに挑戦しようとする時は、緊張や不安はつきものです。
しかし冨永愛さんはそれすらも原動力に変えていったといっており、常にポジティブな気持ちで歩んでいこうとする姿が見受けられます。
また冨永愛さんは、常に3年くらい先までのビジョンを描きながら、着実に前に進んでいるそうです。
そうすれば必然的にその次の目標が見えてくるのだと、この対談で語っていました。
POINT
新たな挑戦をする時は何かと不安になりますが、それをパワーに変えて思い切って実行すれば、新たな道が開けてくるといえるでしょう。
～ まとめ ～
何かにつまずいたり立ち止まったりした時や、新しい挑戦をしたいけどなかなか進めない時には、ぜひこの2人の生き方を参考にしてみてくださいね。
さらにポジティブな気持ちを高めたい方は、ぜひこちらもご覧ください。
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