「生理痛が年々ひどくなる」
「心身の不調が続いている」
という方は必見!
この記事では、私の子宮内膜症体験談をご紹介します。
子宮内膜症の体験談:学生~社会人になるまで続いた月経困難症
まず私が子宮内膜症にかかって現れた症状は、生理が来るたびに生じる強い痛みです。
毎月、薬を飲んでしまうくらいの生理痛があったため、とてもつらい思いをしていました。
その他に、生理中には以下のような症状にも悩まされていました。
- 気分が落ち込んだり、神経が過敏になったりする
- 眠りが浅くなる
- 集中力がなくなる
- つらい肩こりが続く
最初にこれらの症状(月経困難症)が起きたのは、中学2年生の時。
中学2年生といえば、ちょうど思春期の真っ盛りで、悩みやストレスが多い時期でもありました。
そのため、このような症状が子宮内膜症によるものだとは思いもよらなかったのです。
しかし生理痛は年々ひどくなるばかり。
社会人になっても不調は続き、会社を休んで静養する日もありました。
子宮内膜症を知るきっかけになったのは、婦人科医が書いた新聞記事のコラムを読んだこと。
そこには子宮内膜症で起きる症状(月経困難症)について、くわしく記述さていました。
その内容が、まさに私の悩んでいる症状とほぼ同じものだったため、その時に初めて子宮内膜症を疑うようになりました。
子宮内膜症の体験談:病院での検査・治療について
1-1子宮内膜症の検査
病院で先生に症状を伝えると、すぐに内診と血液検査で調べますと言われました。
内診は、お産する時と同じ診察台に上がって診てもらうので、経験がない私は緊張しすぎて本当に大変でした。
また内診では症状が進んでいるのもあって強く痛む時もあり、とてもつらかったのを覚えています。
最後にエコーで診てもらった結果、
が判明。
その後の血液検査でも、子宮内膜症だという確かな診断結果が出たのです。
1-2子宮内膜症の治療
この病気の治療は、
など、治療の仕方はさまざま。
どういった治療をするかは、年齢や症状の種類、妊娠希望の有無などによって違うようです。
私の場合は年齢や症状などから、ホルモン療法(低用量ピルでの治療)をすすめられました。
低用量ピルを飲むと太ると聞いたことがある方もいると思います。
実際に飲み始めたところ・・・
やはり飲む前よりも太ってしまいました。
とはいえ私の場合は、もともとやせ型だったので、やっと標準値になったという感じです。
ですから暴飲暴食せずに適度に運動していれば、どんどん太って困るというようなことはないのでご安心を。
1-3現在の状態
治療を始めて約10年。
子宮・卵巣の状態をほぼ正常に戻すことができました。
また治療を続けていく中で、次第に月経困難症にも悩まされなくなりました。
今は半年に1度のペースで内診し、併せて子宮がんと子宮けいがんの検査をしています。
子宮内膜症の原因
そもそも子宮内膜症とはどんな病気なのかと思われる方もいるでしょう。
子宮内膜症は、簡単にいえば「月経が子宮外で起こる病気」です。
月経時には、生理機能を持つ子宮内の内膜組織が剥がれて出血として外に出ます。
その子宮内膜が子宮出口ではなく、骨盤の腹膜や卵巣などに入り込んでしまいます。
その結果、内膜細胞が子宮の外で増えていき、子宮内膜症が発症してしまうのです。
子宮内膜症の原因は、まだはっきりと分かっていません。
しかし先に述べたように症状改善のための治療はありますので、早期発見が何より大切だといえるでしょう。
参照したサイト:医療法人医誠会 医誠会病院HP
まとめ
子宮内膜症は10〜40代の月経期女性がかかりやすい病気です。
実際に私もこの病気を経験し、生理痛だけでなく心身の不調など、さまざまな症状に悩まされました。
30代で病気が分かり、治療を始めましたが、
「もう少し早く見つかっていれば・・・」
と後悔することもしばしば。
なので子宮内膜症という病気は、早期発見・治療が何より大切だと実感しているのです。
この記事を読んで症状などに少しでも思い当たる点がある方は、ぜひ婦人科で調べてみてくださいね。