こんな方におすすめ
- 『正しい知識がわかる 美肌事典』(株式会社高橋書店/監修者:櫻井直樹 執筆:永松麻美)
- 『免疫力が上がる 腸活クスリごはん』(株式会社リベラル社/監修:藤田紘一郎)
- 『やる気のない日もおいしくできる!Yuuのラクうま♡野菜まるごとレシピ』(株式会社扶桑社/著者:Yuu)
紫外線にも負けない!トマトの美肌効果について詳しく解説
トマトは肌に大変いい効果をもたらす野菜として知られています。
なぜならトマトには、体内を抗酸化させる作用があるからです。
抗酸化とは、人の体内で増えた活性酸素が無毒になることをいいます。
このような原因から活性酸素が増えると、体内の劣化が生じるようになります。特に紫外線によって肌で酸化が起きると、シワやしみ、くすみ、たるみといった肌のトラブルを招いてしまうのです。
そこで注目すべきは、トマトに含まれている、カロテノイド(赤い色素)の中の「リコピン」という成分。
この「リコピン」こそが、強い抗酸化力を持っているのです。
またトマトには「リコピン」の他にも「ビタミンC・A」「カリウム」「ルチン」などがバランスよく含まれています。
そのためトマトは綺麗な肌をつくるだけでなく、健康維持にも効果があるスーパーフードなのです。
美肌への効果を高める調理法は?オリーブオイルがいいってホント?
リコピンを効率よく摂取して美容効果を上げるために、押さえておきたいポイントがあります。
それは栄養の吸収を妨げる作用のある「細胞壁」という部分を壊すこと。
そのためには、トマトを以下の2点の方法で調理することをおすすめします。
1.加熱する
トマトを加熱すると「細胞壁」が壊れやすくなります。また油に溶けやすいという特徴があるため、油を使えば吸収率がさらにUP!
油の中でも酸化を防ぐ効果のあるオリーブオイル(エキストラヴァージンオイル)は特におすすめです。
2.破砕(はさい)する
加熱以外にも、すりつぶすとトマトの「細胞壁」が壊れるので、リコピンの吸収率が上がります。
ミキサーにかけてトマトジュースにして飲んだり、トマトソースやピューレー、ケチャップなどで取り入れたりすると美容効果を上げられますよ。
参考にしたサイト:カゴメHP
綺麗な肌になるために大変効果がある調理法を、あなたもぜひ実践してみてくださいね。
トマト嫌いは意外に多い?簡単×おいしい<おすすめレシピ>をご紹介
これまでの内容から、美肌への効果大であるトマトを早速食べ始めようと思われた方もいるでしょう。
しかしその一方で、食べた時の触感や生臭い感じが好きになれず、気が進まないという方も多いのではないでしょうか。
私もトマトを生で食べる時は、必ず砂糖をつけてしまいます。私の周りでもトマト嫌いは結構多いですよ。
ここではトマトが苦手な方でもおいしく食べれて、簡単につくれるレシピをご紹介します。
加熱×破砕(はさい)もしっかりできるので、綺麗な肌への高い効果も期待できますよ!
トマトの中華風かき玉スープの作り方(調理時間約7分)
材料(2人分)
■トマト・・・2個(300g)
■豚ひき肉・・・80g
■卵・・・1個
■ごま油・・・小さじ1
A
■水・・・400ml
■酒・・・大さじ2
■顆粒鶏ガラスープの素・・・大さじ1
■しょうゆ・・・大さじ1/2
■砂糖・・・小さじ1
■しょうが(チューブ)・・・1cm
B
片栗粉、水・・・各小さじ2
C
■塩、粗びき黒こしょう・・・各少し
■ごま油・・・適量
作り方
- トマトは小さめの角切りにする。
- 鍋にごま油をひいて中火で熱し、ひき肉を炒める。肉の色が変わったら①を加えて1〜2分炒める。トマトがくずれて水分が出てきたらAを加える。
- ひと煮立ちしたらアクを取り、弱火にして混ぜ合わせたBを回し入れる。優しく混ぜ合わせ、中火にしてとろみがつくまで煮る。
- ③を煮立たせて溶いた卵を回し入れ、卵が好みのかたさになったら火を止め、Cを加えて混ぜる。
引用:『やる気のない日もおいしくできる!Yuuのラクうま♡野菜まるごとレシピ』(株式会社扶桑社/著者:Yuu)
トマトを含めた野菜は1日どれくらい食べるといいの?
1日に必要な野菜の量は350g、1食あたりですと120gくらいです。
さらに、そのうちの1/3を緑黄色野菜にし、残りを淡色野菜にすると美容効果もグッと高まりますよ。
トマト以外で抗酸化への効果が高い緑黄色野菜には、ブロッコリー、パプリカ、かぼちゃ、にんじん、ほうれんそう、アボカドなどがあります。
新鮮なもの、旬なものほど効果が高いので、ぜひ毎日の食生活に取り入れてみてくださいね。
野菜の他に、三大栄養素:炭水化物・脂質・タンパク質をバランスよく摂取したり、腸内環境を整えたりすると、美容効果がさらにUPしますよ。
詳しくはこちらの記事(第4章)をご覧ください。
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またミニトマトもサラダなどに入れて手軽に食べれられるのでおすすめします。
普通のトマトよりもうまみ・甘味が強いのも特徴です。ヘタの色が濃い緑で、ピンと立っているものを選ぶといいでしょう。
まとめ
トマトに含まれる成分「リコピン」には、強力な抗酸化作用があります。
そのためトマトを食べると、ストレス・紫外線・化学物質などによる劣化や肌のトラブルを防げるため、美肌への高い効果を期待できるのです。
トマトを調理する際には、熱したりすりつぶしたりして「細胞壁」を壊すようにしましょう。そうすれば「リコピン」を体内に吸収しやすくなり、さらに美容効果を上げることができます。
トマトにはさまざまな食べ方がありますので、毎日の食事に取り入れて、ぜひつやつやの肌を手に入れてくださいね。