この記事ではオートファジーについての詳しい説明や、それを利用した食事法、えみっきーの体験談などをご紹介します。
「オートファジー食事法が本当に効果があるのかを知りたい」
「健康や美容のために何か始めたい」
そんな方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
オートファジーのしくみを分かりやすく説明!
あなたは医療・美容業界で注目されているオートファジーという身体のしくみをご存じでしょうか?
- がん・糖尿病といった生活習慣病、アルツハイマー型認知症、感染症の予防
- 肌・筋肉の老化防止
に効果があるといわれています。
というのも、体内でオートファジーの機能を働かせると、古い細胞が新しく生まれ変わるという研究結果が出ているのです。
細胞とは、つまりタンパク質のこと。
オートファジーでは体内で古くなったタンパク質が集められ、分解されて新たなタンパク質がつくられます。
それと同時に、細胞が活動する上で必要なエネルギーを生み出す小器官ミトコンドリアも生成。
ミトコンドリアにはアンチエイジングに効果的な抗酸化酵素も存在するともいわれています。
さらにオートファジーでは脳をリラックス状態にしたり、集中力を上げたりする働きのあるケトン体が増加することも判明しているそうです。
つまりオートファジーが体内で働けば、再生したタンパク質・ミトコンドリア&増加したケトン体が、健康で若々しい身体をつくりだすというわけだね!
2016年に東京工業大学の大隅良典(おおすみよしのり)栄誉教授が、オートファジーの研究によってノーベル生理学・医学賞を受賞。
その後オートファジーを利用した食事法が、書籍『「空腹」こそ最強のクスリ(著者:医学博士 青木厚/株式会社アスコム)』で紹介され、多くの注目を集めました。
またお笑い芸人:オリエンタルラジオの中田敦彦さんがYou tubeで紹介して話題になったことでも知られています。
オートファジーを働かせるための必須条件とは?
『「空腹」こそ最強のクスリ(株式会社アスコム)』の著者である青木厚さんは、体内でオートファジーを働かせるためには、ある条件を満たす必要があると伝えています。
それは食事後の空腹時間を16時間つくること。そのため、この食事法は「プチ断食」とも呼ばれています。
「16時間も食べないなんて耐えられない」と思う方もいるでしょう。
しかしその16時間の中では、
- ナッツ類は、いくら食べてもOK(その他に生野菜サラダやチーズ、ヨーグルトも可)
- 睡眠時間を含んでもいい
とされており、無理なく始めて空腹力を高められるといわれています。
また、この食事法を実践すると基礎代謝量が下がるため、太りやすい体質になって逆効果にならないよう、筋トレを行うのが大切だそうです。
オートファジーで若返りは嘘!?実際に体験した感想は?
今ネット上では「●kg痩せた」「疲れにくくなった」「仕事の効率が上がった」など、オートファジー食事法を実践した方の情報が多数あるようです。
しかしその一方で、
- 転倒・骨折のリスクが高まる
- 寿命が縮まる可能性がある
- オートファジーは日常で起こっているもの
などという反論や否定説も。
中には「オートファジーで若返りなんて嘘じゃないか」と疑う方もいるでしょう。
実際にどのようなメリット・デメリットがあるか検証するために、私は約半年間かけてこの食事法を実践してみました。
仕事がPC作業メインのため、散歩や縄跳び、ヨガなどで体を動かし、代謝を上げるように努めました。
そのため土・日の休みを利用して、なんとかお昼までの空腹時間を作ってみることに。その効果はというと・・・。
その原因として運動量が足りなかった点や、日数を休日に限定した点が考えられます。
しかしこの食事法を行ってから、
- 疲れにくい体になった
- アラフォーでも白髪染めを必要としない黒髪を維持
この2点で良い結果が現れました。 ※あくまでも個人的な感想です
空腹時間をつくることのメリット=体を休められて回復力を上げられる!
私がオートファジー食事法を実践した結果、劇的な変化はなかったものの健康維持やアンチエイジングへの良いアプローチが見られました。
また体内でオートファジーを働かせるために空腹時間をつくれば、その分だけ身体を休ませられるという点も、この食事法のメリットのひとつです。
一般的に食べ物を口にしてから消化するまでにかかる時間は、2~3時間(脂肪分が多いと4~5時間)といわれています。
さらにその後、小腸で5~8時間、大腸で15~20時間かけて消化活動をするそうです。そのため1日3食しっかり食べると、胃腸・内臓、その他の臓器を1日中働かせ、消化酵素を分泌されていることに。
そのエネルギー量は、なんとフルマラソン1回分にもなるのだそうです。
ですから、この消化活動をストップさせれば、その分臓器の修復・細胞再生をする酵素や栄養、エネルギーが増えるため、新陳代謝を加速させたりターンオーバーを早めたりすることができるのです。
なるほど!
つまり空腹時間をつくると消化に使うエネルギーを代謝エネルギーにまわせるから、健康維持や肌老化の防止になるというわけだね。
まとめ
今の日本は飽食の時代といわれており、メディアや雑誌、SNSなどでも食に関する情報があふれています。
そのため食べすぎによって肥満や生活習慣病になる人が増えており、健康やダイエットへの関心も高まっているのです。
そのためオートファジーを使った食事法は、今後もますます注目されていくと予想されます。
「最近、少し食べすぎだな」と思う方は、無理のない範囲からオートファジー食事法を始めてみてはいかがでしょうか。