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嫌いなパーツが武器?ヘアメイクのプロ【Ryuji】メイク本の感想

えみっきー
この記事では『嫌いなパーツが武器になる 1万人の顔を変えたプロのメイク術』を読んだ私の感想をご紹介します。
●ヘア&メイクアップアーティストRyuji(リュウジ)さんによる初の著書
●世界的トップモデル冨永愛さんが推薦!
メイクへの考え方を覆すほどの斬新な発想で書かれた話題作です。

 

▼こんな方におすすめ▼

  • 自分の個性を出せるようなメイクをしたい
  • 顔にコンプレックスがあってメイクを楽しめない

 

「量産型」の顔はNG!?Ryujiがこの本で伝えたいこととは?

今回、私が読んだ本はこちらです!


まずは著者:Ryuji(リュウジ)さんのプロフィールから見ていきましょう。

  • ヘア&メイクアップアーティスト
  • 東京でフリーランスとして活動した後、2000年に渡米する。
  • 渡米後はニューヨークを拠点に、『VOGUE』などのファッション誌や広告、CMで幅広く活躍。
  • 2009年より東京に拠点を移し、化粧品メーカーの開発アドバイザーや、グローバルな美容室グループのクリエイティブ・ディレクターも務める。
  • 写真展・インスタレーション作品への参加など、アーティスティックな活動も行う。

 

この本の注目ポイントは、美容界でグローバルに活躍してきたRyujiさんが、自分の個性を引き出すためのメイク理論を伝えているところです。

 

海外ではファッション・メイク=個性を表現する手段であるのが主流。

それに対し日本では、トレンドをいかに取り入れて「量産型」のキレイ顔をつくるかがバイブルのようになっているといいます。

確かに日本は、SNSや美容雑誌などでメイクに関する情報があふれています。

特に若い世代では、韓国の美容法を取り入れて簡単に二重にしたり、手軽な方法で整形したりする人が増えていますよね。

個人的には「みんなと同じ」ように綺麗になりたいという気持ちは分かる気がします。

なぜなら、この国にいると同調圧力のようなものを強く感じることがあるから。

というのもメイクに限らずライフスタイルなども含めて、周りと合わせるのが美徳であるような風潮を、身を持って感じる時があるのです。

そしてそこから少しでも外れると、疎外感や不安感にさいなまれてしまう・・・。

日本人なら、誰もがそのような思いになった経験があるかもしれません。

 

メイクへの考え方が変わる「個性」の捉え方とは?

Ryujiさんはこの本の中で、人と違うところ=劣っている部分ではないと伝えています。

むしろそういう部分は、自分の魅力を引き出すパーツに変えられるというのです。

確かに人はそれぞれ個性を持っているのだから「みんなと同じ」である必要はない訳で。

人と違うパーツが嫌だからといって隠そうとすると、自分にしかない魅力もつぶしてしまうことになりかねないのだと、この本を読んで痛感しました。

 

またそれはメイクだけじゃなく、性格や生き方についても同じだと思います。

どんな人も長所・短所、生まれ持った性質を持って生きている――

だからこそ「私はここが劣っている」と思う前に、自分だけのラッキーポイントとして受け止めてみてはどうだろう

そうすると今までとは違う世界が見えてくるのかもしれません。

 

役に立つメイク術が盛りだくさん!特に眉毛の描き方に注目!

『嫌いなパーツが武器になる 1万人の顔を変えたプロのメイク術』では、メイクに対する発想の転換方法だけでなく、自分を素敵にみせるためのメイクアップ術がたくさん盛り込まれています。

例えば眉毛をうまく描くコツについて。

眉毛を描くのって本当に難しいですよね。私も20年以上メイクをしていますが、眉毛を描くのが一番苦手かもしれません

この本では、眉毛をナチュラルに見せるための描き方をRyujiさんが詳しく説明しています。

またこの本にはQRコードがついていて、動画でメイクの方法をチェックできるのも嬉しいポイント!

私も動画を見て実際に練習してみました。

眉の描き方のコツは「できるだけ立体的に、顔から浮いて見えないように描くこと」

はじめは少し苦戦気味でしたが、何度か練習するうちにナチュラルな眉を描けるようになりました。さすがプロのアドバイスは違いますね!

↓こんな感じに仕上がりました☆

 

その他にも

  • 厚塗りにならないファンデーションの塗り方
  • 印象的な目元を作る方法
  • 顔型別のチークの入れ方
  • 汚れないマスカラの塗り方

など、多くの貴重なメイクアップ術を伝えています。

上記の内容以外に、個性的なパーツを魅力的にみせるメイク術も知りたかったなぁというのが率直な意見です。

しかし世界で活躍するプロのメイク術はなかなか日常では知りえないので、読む価値は十分にある本だと思います。

興味のある方は、ぜひ一度読んでみてくださいね。